インプットが勉強のベースである理由

レポート作成のベースとなるインプット

レポートには「インプット」と「アウトプット」という2つの要素があり、どちらかと言うと「アウトプット」が注目されます。確かに、「形式」や「考察」などのレポートのテクニックは、すべてアウトプットに関するノウハウです。

 

ただ、「内容の正しさ」が前提となるレポートにおいて、勉強のベースは「インプット」です。インプットが間違えていたら、どうアウトプットしても合格できないので、これは当たり前の話です。

 

インプットはテキストや文献を読み、情報を知識に変えることを指します。特に、テキスト内容はレポートの多くの部分に影響を及ぼします。

 

例えば、レポート課題の把握です。

 

テキスト内容を理解できなければ、レポート課題で何が問われているかは分かりません。勉強範囲を見極めたり、要点について深く学ぶことができないのです。

 

このような状態に陥らないためにも、レポートを書く際はインプットを重視してください。

 

実際のところ、インプットはレポート完成までの過程で、最も地味で時間がかかります。そのために適当に済ます人がいますが、このような人はインプットとアウトプットについて考え方をあらためる必要があります。

 

重要なことは、「理解できるまで読み、理解してから書く」というマインドセットです。このことを理解し、テキストをじっくり読む習慣を身に付けてください。

アウトプットを向上させるインプット

インプットを重視すると、アウトプットにも良い影響があります。

 

読解と作文は表裏一体の関係にあります。文章作成は、今まで読んできた文章がベースになるためです。

 

実際に、読解力が高い人は文章構成も優れ、文章が優れている人は恵まれた文献に囲まれています。

 

このようなわけで、インプットを鍛えるとアウトプットも向上するので、まさに一石二鳥です。

 

ポイントは、自分が目標とする文章を読むことです。

 

繰り返し読むことで、最初は語尾や接続詞など表面上の変化があり、次第に文体や文章構成などの深いところで似てきます。

 

したがって、合格できるレポートの文章を書くには、普段からテキストや学術書にあたることが重要です。最初は拒否反応が出ても、次第に目と頭が慣れるので意味が分かるようになります。

 

このようにして自分の文章の拙さに気付いたとき、文章力が向上するのです。

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