文章の根拠を示す
合格できる文章の特徴は、客観性です。簡単に言えば、根拠がある文章です。
どんなに論理的で分かりやすい文章でも、それが正しい内容かは別問題です。
客観性とはこの「正しさ」に関する問題なので、自分の述べた内容が正しい事実であることを示す必要があります。
そこで、参考文献から根拠となる文章を引用しましょう。
引用には、あなたの文章に説得力をコーティングする効果があります。先行研究を引用すれば、正しい事実であることを示すことができ、あなたの主張は誰にも否定されなくなるからです。
そのため、レポートで主張を述べる際は、その根拠を参考文献から引用しましょう。
記述方法は「「○○○」※注1とある。」のように引用文をカギカッコで括り、注を付します。
脚注と文献表
引用した場合、脚注に出典を記載します。
次のように、結論の後に注と対応する文献情報を明記しましょう。必要な情報は、「著書名、ページ数」です。
注1 『庄屋日記にみる江戸の世相と暮らし』 P130注2 『江戸農民の暮らしと人生』 P174
また、引用文献を含め、レポートを書くために読んだ参考文献は文献表に記載します。
次のように、脚注の後に参考文献を記載し、「著書名、出版年、著者名、出版社、ページ数」を明記しましょう。
・『庄屋日記にみる江戸の世相と暮らし』(2000年) 成松佐恵子 ミネルヴァ書房 P130〜P185
・『江戸農民の暮らしと人生』(2002年) 速水融 麗澤大学出版会 P174〜P199
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