代替財と補完財について説明せよ
レポート課題の具体例を用いて、レポートの勉強の進め方を解説します。
「代替財と補完財について説明せよ」という課題を仮定します。
レポートのアウトラインを作ることは、レポート構成だけでなく、勉強する内容を具体的にするという意味でも有用です。何を学ぶかと同時に、除外する範囲が決まるからです。
以下に載せるアウトラインはその一例であり、「課題に対して、どうアウトラインを作るか」をお見せするという趣旨で公開しています。
したがって、以下のアウトラインをこのまま使うことは絶対にやめてください。酷似したレポートは処罰の対象になるので、あくまで今後のご自身の勉強のために「参考」にしていただけたらと思います。
それでは、先の課題に対して、どのようなアウトラインが作ることができるかについて一例をご紹介します。
アウトライン
○序論
・テーマ
代替財と補完財について
○本論
第1節:代替財
・定義づけ
・具体例
・市場との関係(どのような市場で見られ、どのような市場では見られないか)
第2節:補完財
・定義づけ
・具体例
・市場との関係
○結論
・本論の要約
●参考文献
・『書籍名』(出版年)「著者名」「出版社」「参照したページ数」
(例)『役に立つ経済学』(1990) 大学太郎 大学出版 50頁から100頁
アウトライン解説
今回のレポート課題では、課題自体が設問になっているので、自ら問いを立てる必要はありません。そのため、序論では、何について述べるレポートか明記します。
本論では、財の種類ごとに節立てし、その中で述べる項目を箇条書きにします。今回は3点書きましたが、グラフを加えて説明すると評価は高まります。グラフは、手書きでも画像の貼り付けでも可です。
結論では、本論で述べたことを要約します。要約の仕方についてはこちらのページで解説していますが、節ごとの最も重要な点を書くと覚えておいてください。
それでは、具体的な勉強の仕方を説明します。
勉強の手順
・文献確保
基礎知識が固まったら、実際の文献にあたってください。この段階では熟読せず、章ごとにパラパラめくり、テーマに即した文献かどうかを見極めます。
・アウトラインに沿った情報を探す
レポート課題に即した箇所は文献全体のごく一部です。そこで、参考にするページを目次や索引から探します。必要項目にマーカーをつけてピックアップするとと、この後の作業がやりやすくなるので、該当ページのコピーを取っておくと良いでしょう。
・情報の書き出し
ピックアップした項目を文章化します。実際に書き出すことで、疑問点が明確になるためです。
書き出すと言っても、この段階ではレポートの体裁を気にする必要はありません。このまま下書きに進めるかどうかのチェックが目的です。
もし不明な点が出てきたら、まずネット検索をすると良いでしょう。その不明点はレポート課題にとって本質的な情報か派生的な情報かを判断しましょう。文献数に不足を感じたらもう一度要約をを行い、必要な文献を揃えてください。
・下書き
ピックアップした情報をアウトラインに沿って組み立てることで、レポートに仕上げます。
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