参考文献の必須知識

議論のために情報を仕入れる

私はよく「参考文献を何にしたら良いですか?」と聞かれます。この答えは、レポートにおける参考文献の目的を理解すれば、自然と決まってきます。

 

レポートは私見を自由に述べる場ではありません。根拠がある者同士の対話であり、議論を行います。

 

議論では主張にあたり、「根拠」がないといけません。根拠がない主張はたとえ正しくても認められないので、レポートには科学的な根拠が必須です。

 

この「仕入れ」を行うのが、参考文献です。

 

そのため、参考文献は学術書でないといけません。情報誌や児童書、個人ブログは根拠として適切ではなく、これらを参考文献としたレポートは評価が下がる理由を理解できると思います。

 

そこで、何をもって学術書と認められるかがポイントとなります。

 

まずは「履修要綱」で指定されている文献を探しましょう。複数ある場合はすべて揃える必要はないので、必ず1冊は参考にすることが大切です。

 

参考文献の量としては、3冊以上が望ましいです。

 

テキストをベースとした上で、多角的な情報を得るには複数の文献が必要です。考察の際に情報が必要になれば、適宜追加しましょう。

 

なお、参考文献は通読する必要はありません。レポートに必要な箇所を何度も読み、文献表にページ数を記載してください。

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