形式を守らないレポートが不合格になる理由

展開の筋道

レポートと他の文章の最大の違いは、展開の筋道が決まっていることです。

 

例えば、小説の筋道は、時系列を追ったり、途中に回想シーンを挟んだり様々です。推理小説のように最初に結論があり、後から話を回収するパターンもあります。

 

一方、レポートの筋道は、「問いを発し、議論を経て、議決に至る」の一種類しかありません。これから逸脱したレポートは合格できないので、「序論、本論、結論」という形式を遵守する必要があるのです。

 

このように言うのも、なかには独自の形式でレポートを作成する人がいます。

 

例えば、「本論」だけのレポートです。「序論」がないので何について述べるか分からず、「結論」がないので何が言いたいのか分かりません。

 

また、本論にない内容を結論するレポートもあります。「結論」の段階で新しい情報が出るので、論理的な欠陥を抱えています。

 

このように、形式を無視したレポートは内容に欠陥が生じるので、必ず不合格になります。

 

ここまで読めば、レポートというものは、単に答えを出せば良いのではなく、筋道立てて説明し、その結果として正しい答えを導く必要があることが分かります。

 

当然、それに最適な形式があり、それが「序論、本論、結論」なのです。

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