多くの通信生が入学と同時にやる気を失う理由

通信生としての基本方針

あなたは、何を学びに通信制大学に入学しましたか?

 

多くの人は、この点についてはきちんと答えられます。カウンセラーになりたいから「心理学」を、マーケティングをしたいから「経済学」を学びたいなどと言います。

 

ただ、いざ入学すると、途端に行動がなくなります。入学前とは別人のように、やる気を失ってしまうのです。

 

これは、どう学ぶかを考えていないことが原因です。どのように仕事と両立するか、効率的に学べるかなど、通信生としての基本方針がないので、みるみるうちに優先順位が下がってしまうのです。

 

このように言うのも、通信制大学に入学したからと言って、すぐに学びたい内容を勉強できるのではありません。大学通信教育には決められた履修科目があるので、そのような科目も含めてどう学ぶかという方針を固めておく必要があるのです。

何を学びたいかではなく、どう学ぶかを考える

通信生ほど、大学に対して差し迫った必要性がない大学生はいません。卒業できなくても生活に支障がないと思った時点でモチベーションが崩れ落ちるので、大学通信教育は本当に難しいのです。

 

そもそも、大学は趣味や習い事とは違います。一時的な盛り上がりや興味関心で入学するものではないので、このような人が卒業できないのは当たり前の話です。

 

したがって、大学通信教育を受ける上で重要なことは、何を学びたいかを明確にすることではありません。

 

どう学ぶかを考え、本当の意味で勉強に対して向き合うことなのです。

 

この点に対してどれだけ真剣に考えているかは、少しやり取りするだけで分かります。

 

私のところには毎日のように質問がきますが、必ず「1日どれくらい勉強すれば良いですか?」と聞いてくる人がいます。

 

これは、成功できない人の典型的な質問です。

 

同じ1時間でも、インプットとアウトプットでは密度が違います。そのため、「インプットに何時間かければ良いですか?」という質問が正しいのであって、このように聞かれても答えようがありません。

 

他にも、「いつまでに完成させれば良いでしょうか?」という質問もあります。

 

これに関しては、「期限を言ったら、それに向けて取り組めるのですか?」と思うばかりなので、「なるべく早く」としか答えようがありません。

 

このように、成功できない人は発想の時点で終わっており、そもそも質問の意図が分かりません。このままでは成功はないので、早急に意識改革を行う必要があります。

通信制大学で成功する学びのコンセプト

このようなレベルが低い質問をする人には、共通点があります。

 

彼らの学びのコンセプトが、「簡単に単位を取りたい」「楽に卒業したい」という労力軽減にある点です。そうではなく、どのように仕事と両立するか、効率的に学べるかを考えなければ、少し壁に突き当たっただけでやる気は吹き飛んでしまいます。

 

そのため、先程の質問に答えても意味はなく、それよりも学びのコンセプトを再設定してあげる方がよほど重要です。

 

私は慶應通信を卒業した経験から、通信制大学で絶対に成功する学びのコンセプトを知っています。

 

それは、「めんどうくさい」という気持ちは捨てることです。

 

大学通信教育は独学という特性上、普通の大学の何倍も壁が生じます。そのため、「めんどうくさい」という感情から目を逸らさなければ成功できません。

 

今後は、上記のコンセプトを携え、通信制大学でどう学ぶかを考えてください。

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