説明型レポートの節立て

レポート課題を再定義し、テーマを設定する

レポートは説明型レポートと論述型レポートがあり、これらはレポート課題で区別できます。

 

説明型レポートのレポート課題は、次のようなものです。

 

「感染症について、原因・症状・治療法を説明しなさい。」

 

「〜について」という説明すべきキーワードが明示されているという特徴があり、それについて一通り説明することが要件となります。

 

ただ、一通り説明すると言っても、すべてを説明する必要はありません。実際に、レポート課題を言葉通りに受け取り、感染症をすべて取り上げようとすると、膨大な分量になってしまいます。

 

そこで、レポート課題を再定義し、レポートのテーマを設定します。

 

具体的には、レポートで扱う感染症について定義し、そのうち「A、B、C、Dについて説明する」と断っておくのです。

 

レポート課題を再定義すると言うと不安になる人もいますが、「なぜそれらを選択したか」という理由が述べられていれば、問題なく認められます。

 

多くの人はレポート課題を再定義せず、すべての情報を詰め込もうとします。ただ、実際には、レポート課題の意図を踏まえ、要件を整理する必要があるのです。

 

これにより適切な分量でレポートをまとめられるようになるので、説明型レポートに取り組む際は取り入れてください。

レポート課題の要件を満たすレポート構成

説明型レポートの要件はテキストや文献内容の説明なので、知識を正しくアウトプットする必要があります。

 

このとき、決して文献をコピペしてはいけません。既存の文章のコピペでは上記の要件を満たせないので、いかにしてテキストを再構成するかがポイントです。

 

言い換えれば、どのようなレポート構成とするかです。

 

これは、レポート課題から読み取れる場合が多くあります。

 

例えば、先ほどの「感染症について、原因・症状・治療法を説明しなさい。」というレポート課題では、1節で原因、2節で症状、3節で治療法と節立てできます。

 

このようにして説明すべき項目を3〜5つ程度に絞り、各節で文献内容を自分の言葉でまとめることで、レポート課題の要件を満たすことができるのです。

 

このようなレポート課題は総合科目に多く存在します。レポートの基礎を学ぶためにも、必ず総合科目から勉強を始めてください。

 

この学びが早いほど、大学本来のカリキュラムに近づくので、様々な面で得をします。

関連ページ

章と節についての考え方
章と節についての考え方について解説したページです。
説明節と考察節
説明節と考察節について説明したページです。
節立てによってレポート構成をイメージする方法
節立てによってレポート構成をイメージする方法について解説したページです。
文章展開を示す節立て
文章展開を示す節立てについて解説したページです。
論述型レポートの節立て
論述型レポートの節立てについて解説したページです。

HP 通信制大学 レポート学 指導実績 メルマガ講義