科目選択から単位取得までの流れ

単位の取り方

通信制大学で単位を取る方法は、大きく2つに分けられます。

 

レポートによる方法とスクーリングによる方法です。

 

前者は、レポートと試験の両方に合格することで取得できます。卒業所要単位124単位のうち80単位以上をこの方法で取るので、通信生は日常的にレポートを書かないといけません。

 

なぜかと言うと、レポートを提出した分だけ試験を受験できるからです。受験科目が多いほど単位を取るチャンスが増えるので、レポートの提出数は単位数に直結します。

 

例えば、6科目受験した場合は不合格を加味しても10単位以上取ることが可能ですが、1科目受験の場合は多くても2単位程度しか取れません。

 

ここまで読めば分かりますが、通信生の間で取得単位で差がつくのは、合格率ではなくそもそも受験科目数が違うためです。通信制大学はレポートを多く提出した人が早く卒業できるということを認識してください。

テキストで単位を取る方法

レポートで単位を取るまでの流れは次のようになります。大学によって違う場合があるので、参考程度にお願いします。

 

科目を選択する
レポートを作成する
期日内の消印で郵送する
試験受験申込を郵送する
試験受験票が郵送される
試験を受験する
レポート、試験の結果が郵送される

 

レポート作成に必要なものは、レポート課題、履修要綱、レポート用紙、テキスト、参考文献などです。手書きの他に、PCなど可の場合もあります。

 

レポート提出に必要なものは、レポート提出票、講評欄、専用封筒などです。郵送の他に、ウェブ提出可の場合もあります。

 

試験に必要なものは、試験受験申込 、学生証、試験受験表などです。

スクーリングで単位を取る方法

スクーリング単位を取るまでの流れは次のようになります。 大学によって違う場合があるので、参考程度にお願いします。

 

受講申込を郵送する
講義に出席する
試験を受験する
結果が郵送される

 

スクーリングとは、一定期間大学で講義を受け、試験に合格して単位を取る方法です。スクーリングにはいくつか種類があり、夏期に実施する「夏期スクーリング」、夕刻に実施する「夜間スクーリング」などがあります。

 

スクーリングの特徴として、レポートより単位が取りやすいということがあります。出席するだけで単位が取れたり、事前に試験問題が分かる場合も珍しくありません。

 

そのため、卒業所要単位に上限が設けられており、スクーリングだけでは卒業できないようになっています。

 

スクーリングのメインは、夏期スクーリングです。

 

夏期スクーリングは連日講義があり、最終日に試験を受験します。試験と言っても、前日に見直せば合格できる内容がほとんどなので、合格率はかなり高いです。

 

10単位以上まとめて単位が取れる年に1度のチャンスなので、毎年多くの通信生でにぎわいます。

 

一方、夜間スクーリングは通常の講義後に実施されるスクーリングです。毎週大学に通って講義を受け、最終日に試験を受けます。

 

試験範囲が広いので、きちんと理解していないと合格できない場合も多くあります。

まとめ

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