効率的に単位を積み重ねるための考え方
普通の大学は年度始めに履修科目を決めますが、多くの場合、通信制大学は任意のタイミングで決めることができます。
この制度は自由度が高い反面、勉強が滞る原因にもなっています。何から履修すれば良いか分からず、難しい科目を選んでしまったばかりに、勉強がストップしてしまうからです。
そこで、科目選択の3つのポイントを紹介します。
通信制大学では2単位科目を中心として、1〜6単位など様々な科目があります。これらの科目を履修し、単位を合計して卒業所要単位を積み重ねます。
例えば、4単位科目1つ履修するのと1単位科目4つ履修するのは、同じ単位数として認められます。
ただ、履修にかかる時間や労力は同じではありません。1単位科目と言えども、きちんと時間をかけて学ばないと合格できないので、科目数が多いほど負担が大きくなります。
そのため、なるべく単位が大きい科目を履修すると効率的です。科目選択で迷ったときは、より単位が大きい科目を選びましょう。
通信制大学には名称が似ている科目があります。これはおおもとの学問分野が同じ類似科目か、大学のカリキュラム上分離されたシリーズ科目です。
例えば、「教育学」「教育心理学」「教育社会学」などの類似科目、「文学」「フランス文学概説」「フランス文学史」などのシリーズ科目です。
科目選択のコツは、これらの科目を一通り履修することです。科目の知識を別の科目に活かすことができるので、効率的に進めることができます。
また、予備知識が増えるので、試験対策にも取り組みやすくなります。
意外かもしれませんが、科目選択の際は、レポート課題より試験問題を確認する方が大切です。
レポート課題に比べて試験問題は、極端に難しい科目があるからです。
例えば、試験に「持ち込み可」の科目はレポート課題に関係なく取り組むべきですが、毎回出題範囲が変わる科目は取り組むべきでありません。
多くの場合、試験に合格しないと単位を取れないので、最初に試験問題の難易度を確認し、対策できそうであればレポートに取り組みましょう。
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