勉強の頻度
あなたは、レポートを完成させるのにどれくらいの時間がかかりますか?
1週間で完成する人もいますが、1ヶ月かけても終わらない人もいます。なかには、1年近く同じレポートに取り組んでいる人もいるから驚きです。
通信生に知ってほしいことは、一定期間で完成させないとレポートの質は落ちるということです。
いかにして論理的な文章を書くか考えたとき、思考を積み重ねることが重要です。そのため、毎日取り組むことは基本中の基本であり、時間を空けるのは自らハードルを上げていることと同じなのです。
実際に、大学レベルのレポートでは、毎日取り組んでも1ヶ月以上かかる課題は絶対にありません。そういう人は取り組む頻度に問題があり、時間が空けているために勘所が悪くなっているのです。
このようなわけで、週に数回しか勉強しない人や無意味に時間を空けてしまう人は、勉強の頻度を見直す必要があります。
インプットとアウトプットのバランス
レポートの勉強はインプットとアウトプットに分けられます。そのため、レポートをスムーズに完成させるには、インプットとアウトプットのバランスを意識することが大切です。
インプットとアウトプットの黄金比は7:3です。
多くの人は完成を急いでインプットを切り上げるので、この比率が逆になっています。インプットが不十分なので適切にアウトプットできず、完成までに時間がかかってしまうのです。
重要なことは、レポートのイメージが固まるまでは、ひたすらインプットを続けることです。文献を読んでいるうちに1日が終わり、何も進んでいないように感じることもありますが、この時間が非常に重要です。
遠回りに見えて実は最大の近道を歩んでいるので、焦らずに文献を読み続けてください。
十分にインプットしたら、アウトプットに移ります。この段階ではレポートのイメージや科目の知識が整理整頓されているので、スムーズに文章に起こし、適切にアウトプットできます。
インプットの手順
最後に、特に重要なインプットについて、段階別に解説します。
インプットは次の3つの段階に分けられます。
一口にインプットと言っても、テキスト、文献、ネットなど様々な情報源があります。
ただ、最初に読むのはテキストにしてください。テキスト内容はレポートの基盤となるので、最初に読んで勉強内容のイメージを掴むことが大切です。
このとき、通読する必要はありません。レポート課題に関連する箇所に絞り、繰り返し読みましょう。
続いて、参考文献を選択します。
レポートは公共性がある文章なので、どこの誰が書いたか分からない情報ではなく、学術書を参考にしてください。できるだけ大学図書館で探すなど、文献の質を吟味する姿勢が重要です。
たまに参考文献をネット購入する人がいますが、中身を見ずに購入してもまず参考にならないので、まさに論外の方法です。
文献を選択したら、レポートに必要な情報を探しながら読みましょう。
漠然と読んでいても読み飛ばしてしまうので、あらかじめイメージを固めて読んでください。ページの目星を付けたら、理解できるまで何度も読むことが大切です。
このような手順でインプットを進めることで、レポートをスムーズに完成させることができます。
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