大学通信教育の体系

通信制大学の3つの学び

卒業という大局から眺めることで、大学通信教育の体系を理解できます。

 

通信制大学では入学から卒業までに「勉強の仕方」「レポートの書き方」「卒論の書き方」の3つを学びます。

 

このページでは、大学通信教育を「概念期」「レポート期」「卒論期」に分け、体系的に学ぶ重要性について解説します。

 

これらを段階的に学ぶ「レポート学」に関心がある方は、当サイトを隅々まで読んで学んでください。メルマガ講義でも解説しているので、無料登録して学びを加速してください。

 

大学通信教育をゲームチェンジ!

概念期

概念期は「通信制大学を知る」期間です。在籍年数は関係なく、0単位?60単位の人が該当します。

 

通信制大学で最初に学ぶことは、「大学教育の目的」です。これから大学で学ぼうという人が、大学で求められる勉強を知らないのはおかしな話だからです。

 

大学教育の目的は「学問」です。そのため、大学でも「学習」を貫き、学問を取り入れようとしない人は、短期的にはうまくいっても長期的には必ず失敗します。

 

それでは、通信制大学においてどのように学問するかと言うと、「レポートを書く」ことがすべてです。読み手にとって分かりやすい文章を学び、論理的で説得力ある考察を加えるなかで「学問とは何か」が見えてくるからです。

 

このように通信制大学というものは、レポートに取り組んでいる人だけが、生き残れる仕組みになっています。

 

このことは、卒業した私の経験から絶対の自信を持ってお話ししています。そのため、他人事に捉えている人は必ず「自分ごと」として受け止めてください。

レポート期

レポート、試験、スクーリングなど通信制大学の勉強を一通り経験したら、レポート期に入ります。これは、60単位?100単位の人が該当します。

 

レポートには「説明型レポート」と「論述型レポート」の2種類がありますが、どちらもこの時期にマスターします。そのため、寝ているときと仕事をしているとき以外、傍らには常にレポートがあるという状態が正常です。

 

実際のところ、レポート期は最も苦しく、60単位?100単位はまさに通信制大学の魔境です。テキスト内容が難解で理解に時間がかかる上、少し時間を空けるだけで勘所が悪くなるので、最初からやり直しになってしまうからです。

 

そこで、この壁を乗り越える方法を教えます。

 

まず、「レポートの固め打ち」です。これは、一定期間に学ぶテーマを決め、テーマ内のレポートに集中する方法です。

 

例えば、「教育学系」とテーマを決めたら、「教育学」「教育心理学」など、教育と名の付くレポートを選びます。これらの科目は考え方が似ているので、同時期に取り組むことで体系的に理解でき、レポートや試験の負担が軽減されるのです。

 

また、類似科目の「セット履修」も有効です。

 

通信制大学には、レポート課題が似ていたり、テキスト範囲が共通している科目があります。そこで、これらをセットで履修します。

 

例えば、慶應通信の場合、総合科目と専門科目の「論理学」はレポート内容を一部共有できるので、セット履修が基本となります。知識ゼロの状態から取り組む場合と比べて質が高いレポートを書くことができます。

 

これらの方法によって、あなたの頭に知識のネットワークが形成されるので、次の卒論期にスムーズに繋げられます。

卒論期

最後に、卒論期について説明します。100単位を超え、卒論に集中できる状況が整ったら、通信制大学も最終段階と言えます。

 

卒論期は何と言っても、「卒論」が問題です。

 

多くの場合、担当の指導教授が付き、テーマ設定から具体的な方向性、文章作成まで指導を受けます。そして、提出許可をもらえたら、晴れて通信制大学を卒業できます。

 

ただ、大きな問題があります。

 

卒論指導は頻繁に行われないことです。

 

実際に、慶應通信では半年に1度しか行われません。そのため、ほんの少しの失敗で卒業時期が半年、1年とズレていきます。

 

大学によって違いはありますが、卒業時期は卒論によって決まります。だからこそ、卒論テーマは曖昧な気持ちで決めてはいけません。必ず「この研究のためなら…!」と思える科目で勝負しましょう。

 

そのために必要なことは、普段から卒論テーマに対してアンテナを張っておくことです。

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