レポートは2種類ある
私は通信制大学で様々なレポートを書いているうちに、「レポートには2種類ある」ということに気付きました。これらは求められる要件や難易度が異なるので、両者の違いを理解することが重要です。
このページでは、2種類のレポートの存在について解説します。
例えば、次のようなレポート課題のもとでレポートを書くとします。
「経済政策の効果について説明してください。」
この課題では、経済政策の効果を説明することが求められます。自分なりの視点から考察を加える必要はなく、テキスト内容を正しく記述するレポートとなります。
一方、次のレポート課題はどうでしょうか。
「19世紀フランス文学の作家について文献を読み、自由に論じなさい。」
こちらの課題では、文学作品の内容を説明することは求められません。自分なりの視点から考察を加え、何かしらの結論を導くレポートとなります。
このように両者には様々な違いがあり、通信制大学には要件が異なる2種類のレポートが混在しているのです。
2種類のレポートの違い
レポートはテキスト内容の説明、テキスト内容に対して考察を加えるという要件によって、2種類に分けられます。前者を「説明型レポート」、後者を「論述型レポート」と呼びます。
これらは区別する必要があり、その方法はレポート課題の末尾に着目すると理解できます。一般的に、レポート課題の末尾には指示内容がくるためです。
「一通り説明しなさい」という指示では、テキスト内容を自分の言葉に直して説明する必要があります。そのため、説明型レポートとなります。
「考察を加えなさい」や「自由に論じなさい」という指示では、テキスト内容から論点を定め、考察を加える必要があります。そのため、論述型レポートとなります。
説明型レポートはテキスト理解を示すことで合格でき、論述型レポートはテキスト内容に対して考察を加えることで合格できます。
説明型レポートの方が難易度が低いので、最初に説明型レポートで基礎を固め、その後で論述型レポートに取り組みましょう。
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