説明型レポートでは考察が免除されている
通信制大学で最初に勉強するレポートは決まっています。
「説明型レポート」です。
説明型レポートは書きやすいだけでなく、卒業所要単位上も大きな役割を果たすので、ぜひ最初に学んでほしいと思います。
このページでは、説明型レポートから勉強を始める理由について解説します。
本来レポートは、「テキスト理解」と「考察」の2つのステップが必須となります。
テキスト内容について理解を示した上で、自らの視点から考察を加えて結論を導きます。考察の際は問いを定め、レポートのストーリーを決めるので、初学者は難航を極めます。
ただ、説明型レポートの場合は「考察」が必要なく、「テキスト理解」だけで書くことができます。テキスト内容を正確に理解し、それを自分の言葉で説明するだけのレポートなので、レポートの経験や特別なテクニックがなくても、問題なく取り組めます。
このような理由から、説明型レポートは、初学者にとって非常に取り組みやすいレポートなのです。
スムーズな履修計画を実現する
説明型レポートから学ぶべき理由は他にもあります。
一般的に、通信制大学の卒業所要単位は、総合科目48単位、専門科目68単位、卒論8単位です。これらは求められるレポートの質が異なるので、学ぶ順序が重要になります。
総合科目はテキストやレポート課題ともに基本的な内容を扱います。そのため、説明型レポートの書き方さえ分かれば、入学直後からレポートで単位を取ることができます。
専門科目は打って変わり、専門的で個別的な内容が問われます。そのため、論述の方法についてきちんと学び、論述型レポートを書けるようにならないといけません。
このようなわけで、まずは説明型レポートを学び、総合科目を通じてその後の基礎を身に付ける必要があるのです。
また、これによる制度上のメリットもあります。
多くの場合、卒論登録の条件を満たすには、総合科目の大半を履修する必要があります。そのため、最初に説明型レポートに取り組むことで、スムーズな履修計画が実現します。
このような理由から、入学後真っ先に説明型レポートを学ぶ必要があるのです。
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