目標別に切り替える集中学習と分散学習

集中学習

一口に勉強と言っても、多種多様な目標があります。レポートや試験、スクーリングで合格することなどです。

 

当たり前ですが、目標が違えば、目標達成までの期間も違います。レポートの勉強は卒業まで何年間も続きますが、試験対策やスクーリングの勉強は1週間程度で終わります。

 

そこで、この目標達成までにかかる時間に応じて、勉強方法を切り替える必要があります。

 

まずは、短期目標に最適な「集中学習」という勉強方法を紹介します。

 

集中学習は一定期間まとめて勉強し、情報を暗記する方法です。試験やスクーリングのように範囲と期日が決まっている場合に最適です。

 

集中学習のポイントは、間延びすると忘れてしまうので、短期間で負荷をかけることです。

 

例えば、初日に1時間勉強したら、2日目は90分勉強します。毎日30分ずつ勉強時間を増やすことで、試験当日は知識を詰め込んだ状態で臨めます。

 

このように、一定の成果を出せる集中学習ですが、勉強範囲が広い場合や長期学修には向きません。1週間で覚えたことはすぐ忘れてしまい、負荷をかけてるので勉強自体を嫌いになってしまうからです。

 

これに対して、長期間続けられる勉強方法があります。

分散学習

試験やスクーリングだけでなく、レポートなどの長期目標に最適な勉強方法があります。

 

それが、「分散学習」です。

 

分散学習は集中学習のような一夜漬けではなく、時間をかけてじっくり勉強する方法です。レポートのように学ぶ範囲が多く、長期間に渡って学ぶ場合に最適です。

 

分散学習のポイントは、なるべく忘れないようにするために、定期的に復習の時間を取ることです。

 

結局のところ、学んだ内容を覚え続けているには、見直すしかありません。完全に忘れてから覚え直すのは一苦労ですが、時々でも見直していれば少しの復習で覚えられます。

 

そのため、知識を定着する上で欠かせないことは、復習の回数です。1度ではなく、何度も復習しましょう。

 

このように言うのも、多くの人は自分の暗記力を過信しています。今理解できていることは、この先も覚えていられる気になるのです。

 

ただ、これは錯覚です。

 

例えば、講義中に理解できた内容でも、少し時間が経てば細かいことは分からなくなります。翌日には、重要なこと以外ほとんど覚えていません。

 

これを防ぐ方法は、覚えているうちに復習することです。定期的に復習の時間を取り、知識の定着率を確認してください。

 

このようにして、自分の暗記力を把握することで、効率的に勉強できるようになります。

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