スクーリングの功罪
私は普段レポートの話ばかりしていますが、決してスクーリングを軽視しているわけではありません。
スクーリングは教授の話を聞ける絶好の機会です。間違った考えを正したり、モチベーションを上げることができます。
ただ、これはスクーリングを有効活用できた場合の話です。ほとんどの人はスクーリングを無駄遣いしているので、スクーリングの勉強法について説明します。
スクーリングでよく見られる光景は次のようなものです。
特に、Bの「集中力」は重大な問題です。
実際のところ、ほとんどの人は講義内容の1割程度しか頭に入っていません。人間には100分間も講義を聴くほどの集中力はないからです。
こうして途中から早く終わるのを待つだけになりますが、出席することに意味があると自分を納得させてしまうのです。
このような勉強の癖がつくと他の勉強にも悪影響を及ぼし、最終的に「スクーリングでしか勉強しない人」を大量に生み出します。
講義内容をすべてノートに取る
人間は100分間も集中できないと言いましたが、講義をしている教授はどうでしょうか?
多くの場合、楽しそうに話されています。
これは、話す側と聴く側では脳の使い方に違いがあるからです。話すときと比べて聴くときの方が疲労が大きいので、集中力が続きません。
そのため、話すときと似た脳の状態を作り、講義を聴くことが大切です。
これには、講義内容をすべてノートに取るという方法が有効です。
雑談を含め、教授が話すスピードでノートを取るので、脳は疲労を感じる暇がありません。結果として集中力が高まり、講義内容のうち不明点が明確になります。
これは、勉強のスタート地点に立った証拠です。
多くの人は勘違いしていますが、講義開始は勉強の開始ではありません。自ら疑問を発しなければ学問できないので、悪い癖が付いてしまうと他の勉強にも悪影響が出ます。
スクーリングを受ける際は、通信制大学の勉強全体にとって有益な時間となるよう、自分を仕向けなければならないのです。
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