勉強の2つの過程
勉強には2つの過程があります。
自分の中に情報を取り入れるインプットと、自分の外に知識を出すアウトプットです。これらはバランスが重要なので、どちらかに偏っていると成果を出すことができません。
そこで、レポートのインプットとアウトプットについて考えてみます。
レポートは課題に関する情報を集めることから始めるので、まずは文献内容をインプットします。
文章内容を理解するには、通読するよりも繰り返し読むことが大切です。そのため、レポート課題に必要な箇所を何度も読み返し、自分なりの解釈を作りましょう。
その後、情報を知識に高め、レポート用紙にアウトプットします。
文献内容を自分の言葉でまとめるには、一度文献から離れることが重要です。そのため、アウトプットの際は文献は閉じておき、インプットが不十分な箇所だけ読み返すようにしましょう。
インプットとアウトプットのバランス
続いて、インプットとアウトプットのバランスについて説明します。
インプットとアウトプットは切り離して考えることはできません。アウトプットの質はインプットの質で決まり、インプットすべき内容はアウトプットすべき内容で決まるからです。
ここにレポートが難しい一因があり、どのタイミングでインプットからアウトプットへ移行したら良いかが分からないのです。
よくある失敗例は、文献理解があいまいなまま文章を書こうとする人です。必要なインプットができていないので、うまくアウトプットできず、勉強全体が停滞してしまうのです。
一方、何をどのように書くかイメージしながら文献を読めば、インプットからアウトプットにスムーズに移れます。アウトプットを意識して拾い読みすることで、インプットにかける時間を減らし、その分をアウトプットに充てることができるのです。
私のお勧めは、インプットに3日間集中し、アウトプットに1週間かけるというバランスです。これにより、2週間でレポートが完成するので、3ヶ月で6科目分のレポートを提出できます。
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