1年目にしてはいけない質問
通信生の中には、勉強しやすい科目や合格しやすい科目を聞いてくる人がいます。そのような人に対して思うことは、通信制大学を卒業する上でこれらの質問はまったく意味がないということです。
なぜなら、仮に合格できても、次に待つのは難しい科目なので、同じ方法は通用しないからです。
このように卒業まで俯瞰した場合、短期的に楽すると長期的に苦労します。目先の単位のことを考えるのではなく、卒業するための本質を理解しないといけないのです。
大学通信教育には、重要なマインドセットがあります。それは、「成功するまであきらめない」という不屈のモチベーションです。
あなたの成功を妨げる人は、世界でたった1人しかいません。あなた自身です。
実際に、これまでに通信制大学を卒業できなかった人は、自分から勝負を降りたからであり、それ以外に理由はありません。
そこで、モチベーションの基本原理について解説します。
モチベーションの本質
やるべきことがあるのに何もしないと、モチベーションはどんどん下がります。失敗する人の共通点はやる前から色々なことを考え、100%理解してから行動しようとすることです。
ただ、行動がない時点でモチベーションは下がるしかありません。そのため、「やる気が出たら勉強しよう」という思考では絶対に成功しないということを認識してください。
このように考えてしまうのは、モチベーションの本質を理解していないことが原因です。これを理解することで、正しい方法で質の高いモチベーションを起こすことができるようになります。
モチベーションというものは、頭ではなく行動の中にあります。そのため、実際に行動することで、やる気が出ます。
多くの人は「やる気が出たら勉強しよう」と考えますが、これは間違いです。勉強するからやる気が出るのです。
まずは、この真理を抑えてください。
やる気を起こす法則
ここまで読めば分かりますが、モチベーションは他人からあやかることはできません。通信生のなかには主体的に行動せずにモチベーションを上げようとする人がいますが、これではうまくいきません。
例えば、大学のサークル活動に参加する人です。
確かに、このような環境に身を置くことで、モチベーションが上がった気がします。「これからはサボらず頑張ろう!」と決心し、毎日勉強することを誓います。
ただ、これはその場限りの感情です。自分自身の行動がないので、モチベーションとして定着せず、帰り道にはいつもの自分に戻っています。
ここまでの内容をまとめると、やる気を起こすには「やる気を待たない」「主体的に行動する」という2つを守れば良いことが分かります。
これらの法則を通信制大学の勉強に適用してください。
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